2009-04-25 IPTVについて IPTV・IP放送とは 広い意味だとブロードバンド回線を使ってIP網で番組コンテンツを配信する通信サービスのこと 狭い意味だとCDNなどの限られたネットワークを使用してマルチキャスト配信するもの CDNとしてあげられるものとしてNGNがある。 種類としては4種類ある。 IP再送信サービス、IP自主放送、VOD(ビデオオンデマンドサービス)、ダウンロード放送(以下DL放送と表記) これらは2種類のものに分けられる 非蓄積型と蓄積型。非蓄積型蓄積型はIP再送信とIP放送、蓄積型はVODとダウンロード放送。 その名の通り受信機器がバッファリングしないで再生するのと、バッファリング後再生とで分けられる また送信方法でも2種類に分けられる。 ネットワーク上の通信は、ユニキャスト(一対一)・マルチキャスト(1対特定多数)・ブロードキャスト(1対不特定多数)に分けられる IP再送信とIP自主放送はマルチキャスト送信、VODとDL放送はマルチキャストとユニキャストで配信される 狭い意味のIP放送はIP再送信とIP自主放送をさすことになる。 IP再送信 放送波を受信して再エンコードしてIP網で配信するサービス (放送波:MPEG2)→(配信サーバで受信:MPEG2のまま若しくはMPEG2からH.264に再エンコード)→(IP網) 放送波より数秒遅延(総務省の制限だと2秒程度以内)するだけで、放送プログラム自体は放送波と変わらず このサービスだけ著作権法上の扱いが他3種のサービスとは異なる IP自主放送 データの流れ自体はIP再送信と似ている (IP自主放送局)→(配信サーバ)→IP網 VOD ユニキャスト送信で受信機器側にある程度バッファリングしてから再生し始めるストリーミング放送 アクトビラやNHKオンデマンドはこのサービス DL放送 ユニキャスト送信で受信機器側に全部ダウンロード完了してから再生し始めるストリーミング放送 各放送形態についてのそれぞれの特徴について あげられるものとしては受信時の制限がある 受信開始時の制限について VOD,DL放送は見たい時にコンテンツの初めから見ることができる IP再送信とIP自主放送は、インターネットや新聞のテレビ欄を思い浮かべるとわかりやすいが、見たいコンテンツをはじめから見るとなると、事前にその時刻に合わせてチャンネルを合わせる・受信準備を完了する必要がある 受信時のUO(User Operation)の制限について VOD,DL放送では早送り・コマ送り・頭出し等のUOが可能なサービスが多い